【中学グローバルコース】 2年生 マニラ平和学習プログラム!

2025/02/15

2月1日~2月6日、中学2年グローバルコース生はマニラ平和学習プログラムに行ってきました。初日と最終日はほぼ移動日であるため、実質4日間のプログラムです。

本校の中学グローバルコースにおける海外研修では、次の3つを柱としています。
①それまで学んできた英語をアウトプットする場であること
②本校の建学の精神「平和な社会の繁栄に役立つ若者の育成」にのっとり、「平和」について考える機会をもつこと
③各国の同世代の子どもたちとの交流

第二次世界大戦時の「バターン死の行進」スタート地点にて献花を行い、そこからフレンドシップタワーまで歩きました。1942年の死の行進では、フィリピン軍・アメリカ軍の捕虜が83kmにわたり歩かされ、多くの命が失われました。このプログラムで歩いたのはその中のわずか1km足らずでしたが、炎天下で当時の捕虜たちが置かれた過酷な状況をわずかながら実感することができました。フレンドシップタワーでは、BCYCC(バターンキリスト教青年会)メンバーと本校生徒代表が献花と挨拶を行い、平和への祈りを捧げています。

訪問した戦争博物館では、「死の行進」のジオラマや当時の写真が展示されており、日本軍が捕虜たちに対して行った非人道的な行為が克明に描かれています。普段、日本国内で学ぶ戦争の歴史はどうしても日本目線のものが中心ですが、ここでは「フィリピンの視点から見た戦争」に触れることができ、生徒たちにとって新たな視点を得る貴重な機会となりました。

国際交流は3回行いました。相手はBCYCCメンバー、バターン州立大学の学生、アテネオ大学附属中学校の生徒です。英語で交流をしたり、お互いにダンスや歌を披露し合ったり、ゲームをしたりと、会場は常に活気にあふれていました。

中学校に入学してからの2年間、中学グローバルコースの生徒たちは、英語力を高め、知見を広げながら大きく成長しています!