【ICT】文部科学省によるデジタル教科書視察

2019/11/09

11月7日(木)文部科学省から大臣官房審議官を始め、 教科書課を中心とした方々5名が「学習者用(生徒用) デジタル教科書」の利用状況の視察にいらっしゃいました。

ICTの普及により「教授者用(先生用)デジタル教科書」 を先生が電子黒板に提示しながら授業をする学校は増えています。 しかし、「学習者用(生徒用)デジタル教科書」 を一人ひとりの全員の端末に装備して生徒の学びに活かす事例はま だまだ少ないのが現状です。一人1台iPadを他校に先駆けて4 年前から導入している本校では、3年前から英語の授業で、 今年度からは数学の授業で利用して生徒の主体的な学びに役立てて います。

今回の視察では、高校1年生の数学の授業で生徒一人ひとりのiP adに映し出されるデジタル教科書をどのように利用しているか見 ていただきました。 生徒たちはそれぞれ紙の教科書とデジタル教科書とを自分たちが使 いやすい方法で上手に使いこなしていました。

授業の後には、3人の生徒たちからのヒアリングがありました。 文部科学省の皆様からのたくさんの質問に「デジタル」と「紙」 のメリットとデメリットの比較や有効的な使いわけをしっかりとわ かりやすく説明しながら回答していました。 視察に同行した教科書会社の新興出版社啓林館とアプリ制作会社の リブリーの方々には、 教材アプリの改善すべきポイントを示してお願いしていました。

本校の生徒たちの発言を参考に、 文部科学省ではデジタル教科書の普及が進められ、 教材開発企業ではアプリの機能やデジタルコンテンツの改善も進め られていくことでしょう!